子どもがいる家庭の夏の必需品「ビニールプール」
夏休みなど長期休みになると毎日プールに連れて行く訳には行かないので便利なアイテムですよね。
でも使用すると一度に結構な水を消費します。
子どもが1、2人ならそんなに汚れないし、毎回変えなくても良いかなぁと思う方も多いと思います。
でも実際何日まで大丈夫なのでしょうか・・・。
今回は「ビニールプールの水は何日まで大丈夫なのか、カビが生える原因やお手入れ方法」をご紹介します。
ビニールプールの水は何日まで使えるの?
ビニールプールの水の交換頻度は家庭でそれぞれ異なります。
まず始めにそれぞれの意見をご紹介します。
- 夏は特に水の温度も上がるので雑菌が増えそう
- 外に放置していると虫や鳥が寄ってくる
- 小さな子がいるとおしっことかしてそうだから
- 水道代が高いので毎回は変えない
- ブルーシートをかぶせて薬剤を入れてる
- 細菌はいると思うけど飲むわけじゃないので
- ビニールプールに蓋をしてごみや虫が入らないようにしてる
衛生面を考えると毎回変えるのが理想です。
でも小さなブールなら良いですが大きいプールだと水張りに、2,3時間かかるので毎回変えていると時間も水道代もかかりますよね。
水を使いまわす方の平均は「2回」で、3回目だと水がぬるぬるするのでおすすめしません。
薬剤を使用しない場合は衛生面の為に2回までにしましょう。
2回目でも雑菌はいるので気になるようでしたら、消毒用の薬剤を入れたり浄化できる循環器を使うといいでしょう。
また、外にあると虫やごみが入るので使用しない時はブルーシートなどで蓋をしておくのがおすすめです。
学校や公共プールでも薬剤を使用しているので、使いまわすなら使用した方が良いです。
\同じ水で最長10日入れ替え不要!/
\頻繁にプールをしないなら9袋入りがピッタリ♪/
カビが生える原因
水問題と共に気になるのはビニールプールのカビ問題です。
購入して直ぐはカビは見当たりませんが、気が付いたら隙間に黒カビが!
カビは見た目が悪いだけでなく、健康被害を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
なぜ洗って外に干していてもカビが生えてしまうのでしょうか。
カビが生えてしまう原因を3つご紹介します。
温暖な気温と高い湿度
カビは湿度と温度が高い環境だと繁殖しやすいです。
特に夏場は気温も湿度も高くなり、カビにとってビニールプールは繁殖には最適な環境です。
使用後はできるだけ早く水を抜き、ビニールプールを乾燥させましょう。
皮脂や泥などの汚れ
人がプールに入ると皮脂や汚れが水に溶けだします。
この皮脂や汚れがカビの栄養になり繁殖を増進させてしまいます。
プール使用後は水を交換したり、プールの掃除をしたりすることで対策できます。
不十分な乾燥
使用後はしっかり乾燥させないと、残った水分がカビの繁殖を助長します。
折りたたんだ状態で長期間保存する場合は、風通しの良い場所でしっかりと乾燥させましょう。
ビニールプールにカビが生えてしまったら!
ビニールプールにカビが生えてしまったら、そのまま放置してはいけません。
使用する子供為に早急に対処しましょう。
もしビニールプールにカビが生えてしまったらこちらが有効です。
- 重曹と消毒用エタノール
- 塩素系カビ取り剤
- 酸素系漂白剤
重曹と消毒用エタノール
重曹とエタノールを使ったカビ取りは安全で環境にも優しく手軽にできるのでおすすめです。
必要な物はこちらです。
- 重曹
- エタノール
- ブラシ
- ゴム手袋
~手順~
- 重曹を水で溶かしてペースト状にする
- カビにペースト状にした重曹を塗布する
- エタノールをスプレーし10分程放置する
- ブラシで擦り洗いする
- 水で流し、しっかり乾燥させる
塩素系カビ取り剤
塩素系漂白剤を使うことでカビを効果的に落とすことができます。
ですが強力なので扱いには十分注意しなくてはいけません。
必要な物はこちらです。
- 塩素系カビ取り剤
- ブラシ
- ゴム手袋
- マスク
~手順~
- ゴム手袋とマスクを着用します
- 塩素系カビ取り剤をカビの部分にスプレーし10分程放置する
- ブラシで擦り洗いする
- 水でしっかり流す
- しっかり乾燥させる
必ず換気の良い場所で作業してください
塩素系カビ取り剤は強力なので色落ちしてしまう可能性もあります。
お家にあるトイレハイターやキッチンハイターなどでも代用できますよ
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は塩素系に比べて素材に優しくプールの色落ちを防ぎます。
必要な物はこちらです。
- 酸素系漂白剤
- お湯
- ブラシ
- ゴム手袋
~手順~
- バスタブに40度くらいのお湯と酸素系漂白剤を入れ混ぜる
- バスタブにビニールプールを漬けて3時間ほど放置する
- ブラシで擦り洗いする
- 水で洗いしっかり乾かす
粉末タイプと液体タイプがありますが、どちらも漂白・殺菌効果があります。
酷いカビでなければキレイに落ちますよ♪
ビニールプールを長持ちさせるお手入れ方法
せっかく買ったビニールプール、出来るなら長く使いたいですよね。
保管方法が間違っているとすぐにダメになってしまうのでお手入れをしっかりしましょう。
シーズン中の保管方法
ビニールプールは膨らませたままでも大丈夫ですが、屋外に置いておく場合は底面の痛み防止の為レジャーシートを敷きましょう。
また直射日光に当たり続けると早く劣化してしまうので、直射日光当たらないようにブルーシートやレジャーシートを被せて下さい。
直射日光はビニールプールを早く劣化させてしまうので注意!
シーズンオフの長期保管方法
ビニールブールの時期が終わって長期保存する場合「しっかり洗う」「しっかり乾かす」が重要なポイントなります。
シーズン中なら水洗いで大丈夫ですが、長期保存前は重曹水を使って皮脂や汗などの汚れをしっかり落としましょう。
必要な物はこちらです。
- 重曹
- スポンジ
- タオル
- ベビーパウダー
~手順~
- プールに入ったままの水に重曹1カップを溶かし一晩漬けこむ
- 翌日、重曹水を流したらスポンジで軽くこする
(もし、黒カビの部分があったらカビキラーなどのカビ除去洗剤でしっかり落としましょう) - 水でしっかり流し膨らませたままの状態でタオルで拭き取る
- タオルでしっかり拭いたら風通しの良い場所に立てかけて乾かす
- 一晩おいてしっかり隅まで乾いたら仕上げに水分を乾燥させてくれるベビーパウダーをかければ完了
重曹水で一晩漬ける時、遊んだおもちゃや浮き輪も漬け込むと一緒にキレイになりますよ♪
ベビーパウダーの代わりに重曹を振りかけても大丈夫です。
\ビニールプール専用のパウダーもあります♪/
穴が開いたときの補修方法
穴が開いてしまっていても補修すればまた使用することができます。
穴の大きさごとに対処方法をご紹介します。
小さな穴の時
ビニールプールを購入した際に補修用パッチが付いていればそれで補修できますが、付属されていない場合は「3Mのビニール補修用テープ」がおすすめです。
透明なので補修した箇所は目立たず見た目もキレイです。
パッチや補修テープを貼るカ所の汚れを洗い流して、しっかり乾燥させてから平らな場所でシワを伸ばして隙間なく貼りましょう。
もし、穴が開いた箇所が分からない場合は、空気の入ったビニールプールに石鹸や洗剤を使ってみて下さい。
空気が漏れる箇所からシャボン玉が作られるので穴の開いている場所が分かりますよ。
数センチの大きな穴の時
数センチの穴には、使わなくなった浮き輪やビーチボール、ビニール手袋又は100均で売っているビーチボールを切り抜いて補修できます。
必要な物はこちらです。
- 浮き輪やビーチボールなどのPVC製品
- ビニール用接着剤
~手順~
- ビニールプールの水分や汚れをしっかり拭き取る
- 浮き輪などの素材を穴の大きさの3倍ほどの大きさに丸くカットする
- カットした物と穴にビニール用接着剤を均等に塗る
- 端がめくれたりして隙間ができるのを防ぐため、上からテープを貼って1日乾かします。
\ビニールリペアキットもありますよ/
まとめ
今回は「ビニールプールの水は何日まで大丈夫なのか、カビが生える原因やお手入れ方法」をご紹介しました。
ビニールプールの水を使いまわす方の平均は2回になっています。
3回目だと水がぬるぬるする場合があるのでおすすめしません。
もし、大きなプールで毎回変えるのが大変な場合は薬剤が便利です。
最大10日間同じ水を使用できる薬剤もあるので検討してみてはいかがでしょうか。
また、ビニールプールはカビが生えやすいのでお手入れをするのも大切です。
シーズン中なら水洗いでいいですが、長期間保管する時は、しまう前にしっかり洗い、しっかり乾燥させてから保管するようにしましょう。
仕上げにベビーパウダーや重曹などを振りかけると水分を乾燥させてくれるので更にカビを防ぎますよ。
夏の必需品ビニールプール、しっかりお手入れして長く使い続けましょう。
コメント