赤ちゃんの指を差す姿は可愛いですよね。
この指差しは、まだ言葉が離せない赤ちゃんの気持ちを伝える方法のひとつなんです。
近くにいる人に対して興味のあるものを指差すことで、注目を求め相手の顔や表情をうかがい、それに対して赤ちゃんも反応する非言語のコミュニケーションが始まります。
赤ちゃんと少しずつコミニケションが取れてくると嬉しいですよね。
ですが、大きくなってもなかなか指差しをしない子供もいます。
同じ年齢の子供が指差しをしているのに、自分の子供はまだだと親御さんは不安になりますよね。
私の子供もなかなか指差しせず不安でした。
そこで今回は「赤ちゃんの指差しはいつから?しない時のおすすめの練習方法」をご紹介します。
指差しはいつごろから始まるの?
子どもが指差しを始める時期はいつ頃なのでしょうか。
個人差はありますが、一般的には生後9~10ヵ月頃から指差しを始めるとされています。
各月齢と意味はこちらです。
9~10ヵ月頃
対象物の方をみる時期
「わんわんだよ」と言われ指さされると、指の先を見ることができるようになってきます。
それまでは、指を差しても指全体にしか注目していませんでしたが、指の先に何かがあると気付き始めます。
11ヵ月頃
自発的指差しが始まる
11ヵ月程で、興味を持ったモノに対して、「あー!」と発音しながら自ら指を差そうとします。
指を差すと一緒にそれを見てもらえること覚え、さらにコミュニケーションを取り始めます。
1歳頃
指差しで自分の要求を示す
1歳になると突発的な指差しだけでなく「これが欲しい!」という要求を持って指差しをし始めます。
1歳~1歳6ヵ月頃
共感の指差しが始まる
1歳~1歳6ヵ月頃になると、自分の見つけたものや興味があるものに対して指を差しする「共感の指差し」が始まります。
「わんわん!」など言葉を発して、指差しをして大人の表情を見たり、感情を分かち合おうとし始めるのもこの時期になります。
1歳6ヵ月~
質問に指差しで答え始める
1歳6ヵ月頃は「おもちゃはどこにあるかなぁ?」と聞くと、おもちゃの方を指さすようになってきます。
質問に対して応答の指差しを始めます。
これはあくまでも目安になります。
子どもの性格や環境によって早まったり遅かったりと変わってきます。
指差しをしない理由
目安の月齢になっても指差しをしていないと不安になりますよね。
子供がまだ指差しをしない理由は何なんでしょうか。
指差しをしない理由は主にこちらの2つがあります。
個人差がある
指差しの時期はあくまでも目安です。
寝返りやハイハイ、歩く、指差し、言葉を話すなど成長過程は個人差があり、早い子遅い子がいます。
1歳半検診でまだ指差しできない子供も多くいるのであまり心配はいりません。
指差しではなく既に手差しをしている
まだ指先を上手に動かせずに指5本の指を開いたパーの状態で、興味があるものを指さしている場合もあります。
これは、指差しの形ができないだけで行っていることは指差しと変わりません。
気になるものに手の平を向けていないかチェックしてみましょう。
しているようでしたら、ゆっくりと指差しの手の練習をしてみましょう。
なかなか指差しをしない場合のうながし方
ここではなかなか指差しをしない場合の「指差しうながし方法」をご紹介します。
私もいくつか取り入れて指差し練習をしました。
あまり深く考えずお子さんと楽しみながらやってみてください。
大人が指差しをしてみせる
赤ちゃんがある程度ママやパパの言葉を理解し始めたら、指差しの見本を見せてあげましょう。
「あ!あっちにわんわんが居るよ!」と声をかけながら、指差しする様子を見せましょう。
最初は指自体を見てしまうかもしれませんが、だんだん示しているものに近づきながら「ほら~、わんわんいたね。」と誘導しましょう。
絵本やおもちゃで一緒に遊ぶ
絵本を読んでいる時に「ここにひよこさんがかくれんぼしているね。」など絵本を絵を指差ししながら遊ぶのもおすすめです。
絵本には背景が細かく書かれているものもあるので指差す素材がいっぱいあります。
子どもに二択で選ばせる
子どもの目の前に2つのモノを並べて、どちらが欲しいか選んでもらいましょう。
我が家ではおやつの時間に「どっちのおやつがいい?」と聞いて渡していました。
最初の内は両手をあげてお菓子をもらおうとしますが、次第に指差しで答えてくれるようになる場合もあります。
指差しの動画を見て練習する
こちらも我が家で実践しました。
ユーチューブなどで指差しの練習に使える動画がたくさんあがっています。
まだ分からないモノの名前も出てきますが、動画が優しく指差しの仕方を教えてくれるのでとても便利です。
ご飯の支度などでどうしても子供にかまってあげられないちょっとした時間にもおすすめです。
指差し練習アイテムをご紹介
ぷちぽこアンパンマン
引用元:BABY-STREET
まず始めに指差しの指の練習をするならこれです。
「ぷちぽちアンパンマン」は心地よい感触で一度押したら止まらない夢中で指先トレーニングができるおもちゃです。
ぷちぷち部分には数字がかかれているので、指先トレーニングが完了した後の時期も数字のお勉強としても使えます。
また裏には、アンパンマンの仲間たち20人が描かれているので、仲間たちを探す遊びも出来ます。
アンパンマンはじめてのことばえほん(わくわく)
引用元:楽天ブックス
アンパンマンはじめてのことばえほんシリーズの「わくわく」編です。
どうぶつや食べ物、からだ、色などアンパンマンと一緒に指差し練習をしながらモノの名前を覚えることができます。
英語付きなのでこちらも長く使えます。
ミッフィーこどもずかん
引用元:楽天ブックス
シンプルで力強いライン、明確な色でかかれているブルーナの絵は赤ちゃんの認識力をあげるのピッタリです。
どうぶつや食べ物、海の生き物、のりもの、かず、あいさつなど153個も描かれています。
指差しの練習はもちろん、モノの名前、親子のコミュニケーションにも最適です。
こちらも英語付きなので長く使えますよ。
指さしをしない子どもが心配なときは?
歩き始める、指差しをするや言葉を話すなどは、子供の発達は個人差が大きく、目安の時期になったからと言ってその通りにできるとは限りません。
早い子もいれば遅い子もいます。
同じ時期に生まれた子供と比べて出来ていないと不安になってしまいますが、温かく見守りましょう。
ただし、指差しをしないだけでなく、表情が乏しかったり、まったく発語が見受けられなかったり、気にあることがある場合は、発達の専門機関へ相談することをおすすめします。
専門機関でその子に応じた適切なアドバイスをもらいましょう。
- 自治体の発達相談窓口
- 発達支援者支援センター
- 保健センター
- 小児科・児童精神科などの医療機関
日常生活やコミュニケーションなどが心配な場合は「児童発達支援」や「放課後等デイサービス」などの療育機関の利用もおすすめします。
まとめ
今回は「赤ちゃんの指差しはいつから?しない時のおすすめの練習方法」をご紹介しました。
年齢が近い子がどんどん自分の子より成長していると焦ってしまいますよね。
私の子供もなかなか指差しをしなかったので、コミュニケーションが取れない子なのかしら・・・と不安になっていました。
ですが、練習をしているうちにどんどん成長し、なんでも指を差す子になりました。
「わんわん」と指を差しながら教えてくれる姿は我が子ながら可愛いです。
指差しをなかなか始めないと「発達障害かしら?」と思ってしまいますが、発達障害は指差しだけで判断できません。
普段から目が合わない、呼んでも振り向かないなど色々なチェック項目があります。
お子さんが指差しの仕方がを覚えるように親子で楽しく練習しましょう。
コメント