2025年4月18日公開劇場版「名探偵コナン隻眼の残像(フラッシュバック)」で28作目になるコナン映画。
コナン作品によく登場する長野県ですが、今作のポスターのビジュアルの大きなパラボラアンテナから「ここは一体どこ?」とファンの中で話題になっています。
ファンの間では、長野県南牧村の国立天文台野辺山であろうと、早くも聖地巡礼が始まっています。
今回は、「国立天文台野辺山はどんな場所なのか、見どころや所要時間など」ご紹介します。
国立天文台野辺山ってどんな場所?
国立天文台野辺山は、ミリ波と呼ばれる電波をうける望遠鏡としては、世界最大の45m電波望遠鏡を持っている世界レベルの研究施設です。
国内外の研究者が電波天文学の研究などを行っており、宇宙にかかわる様々なテーマの研究を進めています。
観測所構内には見学コースがあり、解説パネルや展示室などで観測装置や研究成果を自由に見て周ることができます。
国立天文台野辺山の見どころ
- 電波望遠鏡
- 触れるパラボラアンテナ
- 展示室
- イベント
電波望遠鏡


引用元:【公式】国立天文台野辺山宇宙電波観測所
電波望遠鏡には、「45m電波望遠鏡」「太陽電波強度偏波計」「ミリ波干渉計」「電波ヘリオグラフ」があります。
45m電波望遠鏡
45m電波望遠鏡は、「ミリ波」と呼ばれる電波を観測できる電波望遠鏡では世界最大級の口径を誇ります。
1982年に完成し、日本の電波天文学を牽引してきました。
特に銀河の中心に巨大ブラックホールが存在することを初めて確認した研究は世界を驚かせました。
観測開始から30年以上経過した今でも波長3ミリメートル近辺のミリ波の観測では世界最高性能の電波望遠鏡のひとつです。
太陽電波強度偏波計
太陽電波強度偏波計は、太陽全面を常時監視するために、7つの周波数で太陽全体からやってくる電波の強度とその特性 (偏波)を観測しています。
周波数3.75 GHzでの観測は、すでに60年以上も継続されており、太陽活動の長期間に渡る変化を調べる上で貴重なデータが蓄積されています。
ミリ波干渉計
ミリ波干渉計は、現在、科学運用は終了していますが、6台のアンテナをケーブルでつないで同時に観測することで、最大で直径約600mの電波望遠鏡に相当する解像力で天体画像を描き出します。
主に天体の様子を細かく調べることに威力を発揮していました。
アンテナは専用の移動用台車を使い、最適な観測位置へと場所を変えることができます。
電波ヘリオグラフ
電波ヘリオグラフも太陽観測専用の電波望遠鏡です。
84台ものパラボラアンテナが、東西490 m、南北220 mのT字型の線上に配置されており、これらのアンテナで得られた受信データを組み合わせることで、仮想的にひとつの巨大なアンテナの電波望遠鏡として使っています。
触れるパラボラアンテナ


引用元:【公式】国立天文台野辺山宇宙電波観測所
触れるパラボラアンテナには「ミニアンテナ」や「パラボラお話しよう」などがあります。
ミニアンテナ
ミニアンテナを操作して、宇宙からの電波をとらえる体験です。
手前にある操作ボックスに手を入れて、ミニアンテナを赤印と青印に合わせると電波を受信します。
成功するとメロディーが流れます。
パラボラでお話しよう
パラボラでお話は、離れている2基のパラボラに向かってお話しすると、離れている相手の小さな声が耳元に届く体験です。
パラボラの性質を活かして、宇宙の電波を集めているという仕組みが理解でき、より宇宙の事が身近に感じられます。
大人も子供も楽しめますよ♪
展示室


引用元:【公式】国立天文台野辺山宇宙電波観測所
展示室には、アルマ望遠鏡をはじめとするさまざまなプロジェクトをご紹介している他、立体視できる平面スクリーンを持った4次元デジタル宇宙シアター(4D2Uシアター)システムも導入しています。
アルマ望遠鏡の展示物としては、実物に忠実に再現された日本製7mアンテナの1/20スケール模型、国立天文台先端技術センターが開発したバンド10受信機、そして標高5000mのアルマ望遠鏡山頂施設ジオラマを展示しています。
期間限定で4Dシアターやコナンとのコラボも行っています。
展示物は変更される可能性もあるので公式サイトでチェックしてくださいね。
イベント
国立天文台野辺山では、見学中時間内イベントや夜のイベントなどを行っています。
見学時間内イベントは、有料のガイドツアーや無料で楽しめる特別ガイドツアー、夜のイベントはナイトツアーなど行っています。
期間限定のイベントなので内容が変更される場合もあります。
詳しくは公式サイトで確認して下さいね。
国立天文台野辺山の所要時間
国立天文台野辺山の所要時間は、1時間から1時間半が多いようです。
今日は長野県南牧村にある、国立天文台野辺山宇宙電波観測所に行ってきた。無料で巨大アンテナや展示室を見学できるのだけど、1時間半ほどじっくり見てしまった。理系に詳しくない私でも十分楽しめた。https://t.co/87S3QtSOQb pic.twitter.com/tSN0xtRhEz
— デンスケ (@densuke640) September 19, 2017
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— ちむかた (@timukata) May 12, 2023
国立天文台 野辺山宇宙電波観測所
ここ来てみたかった場所、スマホが使えない
くっそでっかいんよ。微妙に専門外だが見応えあって1時間以上滞在してしまった pic.twitter.com/hlrIni45Bs

半日滞在していた人もいます♪


周辺おすすめホテル
国立天文台野辺山周辺には、ホテルや宿・民宿などが多くありますが、特にこちらのホテルがおすすめです。
八ヶ岳グレイスホテル




八ヶ岳グレイスホテルは、全室八ヶ岳ビューで星空観測にも最適なホテルです。
日本三選星名所の一つに選ばれている長野県側の八ヶ岳エリアは、天文ファンから1年を通して星空観測ができる「星の聖地」と呼ばれており、八ヶ岳グレイスホテルでは「星ソムリエ」の資格を持つホテルスタッフがナビゲートするナイトツアーもあります。




食事は、新鮮自家栽培野菜をはじめ、地元信州の素材を活かし、季節感あふれる和食と洋食好きな方が選べます。
和食は直営農園の有機肥料で育った野菜を中心に信州・甲州の食材を使った料理長自慢のコース、洋食は柔らかな味のある肉の旨みを充分に活かした国産和牛鉄板ステーキコースなどがあります。
ゆったりとした客室や充実した施設が魅力のホテルです♪



部屋から見る星空も美しいので思わずうっとり♪



美しい星空を好きな人と一緒に見てほしい!


八ヶ岳高原ロッジ




八ヶ岳高原ロッジは、標高1,500ⅿの八ヶ岳東山麓にある大自然に囲まれた八ヶ岳の高原ホテルです。
美しい星空や野鳥・自然が楽しめる星空観測や自然散策などのイベントも開催されています。
2レストラン、7タイプ67室からなる八ヶ岳高原ロッジは、多目的ホールやアートサロン、バーを備えます。




お部屋は、北館、南館、中央館に分かれており、リーズナブルなスタンダードツインから上質なスイートルームまで要望に応じたお部屋タイプを揃えています。
各部屋には大きな出窓やバルコニー、ベランダがあるので八ヶ岳の景色を堪能できます。




食事は、メイン・ダイニング「ル・プラトー」と「花暦」でいただけます。
ル・プラトーでは本格的な最上級のフランス料理、「花暦」では、バラエティ豊かな和食・洋食コースが楽しめます。



静かでゆっくり滞在できる大人のリゾートホテルです♪



設備は少し古いですが、環境や雰囲気は最高なのでリピータが多いです!


和泉館




和泉館は、四季折々の高原野菜と旬の食材をたっぷり使った料理や自慢の露天風呂が楽しめるホテルです。
素朴で体に優しい料理は妊婦さんやお子さんにもおすすめです。
星空観測や自然探索、アート巡りなどにも便利です。




お部屋は、全館和室で畳敷きになっています。
団体向けの8~12.5畳の部屋やお子さん向けの18~27畳のお部屋もあります。




自慢の温泉は、鉄分やヨウ素などのミネラル成分が多い源泉を使用しています。
湯の花を浮かべたお風呂は、源泉かけ流しになっており、温度はほぼ人の体温と同じ37℃になっています。
のぼせることなくゆっくりと温泉成分を堪能することができます。
また、源泉を程よく薄めたマイルドな湯船もあります。
源泉を薄めることで敏感肌の方でも入浴することができます。
露天風呂では、山から清涼な風が吹き、温泉やサウナで火照った体を心地よくしてくれます。




食事は、川魚や馬刺しを中心に毎日その日におすすめの食材で様々な郷土料理がいただけます。
春夏にはニジマスの塩焼きやシャケ鍋、秋冬にはイワナの塩焼きや季節の陶板焼きなど季節の山菜やキノコなどを添えた素朴な体に優しい料理が楽しめます。



駅からのアクセスがとても良く、値段も比較的良心的♪



設備は少し古いですが格安です!
シャンプー、コンディショナー、ボディソープは持参するのがおすすめ


まとめ
今回は、2025年4月18日公開劇場版「名探偵コナン隻眼の残像(フラッシュバック)」に出てくる国立天文台野辺山についてご紹介しました。
コナン好きだと映画の舞台になった場所に聖地巡礼で訪れたいですよね。
国立天文台野辺山では、映画を記念してコナンとのコラボも行っています。
是非、ゴールデンウィークや夏休みなどで足を運んで映画の世界に浸ってくださいね。
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